オルフェというもの | 所長の酒乱日記

オルフェというもの

夢だったことが、少し叶ったといってもいいかもしれない。


これはきっと、僕の宝物になるんやろうなと思う。





昨日、サークルの追いコンでした。

サークルと言うのは、フットサルサークルのこと。



大学1年の10月に、クラスの友達と二人で作ったサークル。

最初はノリに近くて、クラスの奴らを集めて、ボールを蹴る程度。

チーム名も、「FC.ORPHEE」(オルフェ)って、自分がよく行ってた

飲み屋の名前をそのままつけたり 笑



でもそのうち二人で練習場に行って、知らないチームに混ぜて

もらったり、ネットでメンバーを集ったり、学校でビラを作ったり、

ホームページを作ったり・・・


のりで始めた割には、やってる間はけっこう一生懸命で、
がむしゃらにやってきた。



最初二人だったチームが、なんとか試合が出来るギリギリの

5人に増えた。


たった5人で新勧をやって、二期が入るようになった。


いっちょ前にユニフォーム作ったり、合宿に行くようにもなった。


「サークル」と呼べるような形に、いつのまにかなっていた。




嬉しかった反面、自分はチームの代表という緊張感やら責任感

からか、なかなか自分が出せないでいた。


メンバーをどやしたり、後輩の面倒を怠ったり・・・



いま思っても情けない。


チームを作ったのに、なかなか自分が楽しめなくて、

楽しみをバイトやら万雷やら他のとこに求めて、

サークルに行かないこともあった。




ほんまなら、後輩にいろんな仕事を教えたりせないかんのに、

それもできずにいた。



別に自分の代でサークルがなくなってもいいとさえ思ってた。


その中でも、せっかくサークルに入ってくれた二期や三期の

後輩に、自分はなんも出来ていないな、って悩んだ。


自分がすごく中途半端やったから、みんなにほんま申し訳なかった。



でも、後輩たちは、昨日、追いコンと称して、

練習&飲み会を企画してくれた。




よく会うメンツから、久々のやつらまで・・・

就活で忙しいはずの3年生が、メンバーを集めたり

店をとってくれたりした。



それだけでもすごく嬉しかった。




飲み会の終盤、お世話になりました、って、後輩から

プレゼントがあった。



ボールにみんなからの寄せ書き。


そのあと、後輩から一言ずつコメントをくれた。



「楽しかったです」
「お世話になりました」

「オルフェさいこーです」

「オルフェを作ってくれて、ありがとうございます」


みんなの一言が、素直に嬉しかった。

めちゃめちゃ嬉しかった。




送り出される4年生5人も、一言ずつ挨拶をした。


自分はいちおー一番最後。

正直、なーーんも考えてなくて、

何を話したかよく覚えてないけど、


自分が思ってたことを素直に話した。

上に書いたようなことを、つらつらと話した。


でも話してる間に、昔のことをふっと思い出した。



まだ、チームが、やっと5人揃ったときくらいのこと。



「やっと5人やけど、後輩とかも入ったらええなぁ」

「そうだねー、代々引き継いでほしいよね」

「自分達が卒業のときに、送り出して欲しいよね」

「ボールに寄せ書きとかされたら泣くね!」


そんな会話をしていたなぁ、って。

話してる最中にそんなこと思い出して、

本気で泣きそうになった。



そのときに思ったことが、いま実現していて、

寄せ書きされたボールが、自分の腕の中にあって・・・



きっと、自分がチームを作ってないと、ここに

このメンバーでいることはなくて・・・



いろいろ考えると、ホンマにチームを作ってよかったなぁ、って

実感できた。



心から、チームのメンバーに、ありがとう、と言えた。



ありがとう、って思って、ひとつ気づいた。




自分は、これまでチームのメンバーになんもしてやれんかった

って、悩んでたけど、それはちゃうな、って。

チームは決して終わりではないし、これからなんやろうなーって。


社会人になっても、一緒にフットサルやればいいし、遊んだらええし、

飲んだらいいわけで、これからみんなにしてやれることはたくさん

あるなーって。



だから、やっぱりチームを作ってよかったと思う。



みんな、ほんまにありがとう。





oikon


宝物、大事にします。


みんなに自慢します。



おかんや親父にも見せてやりたいけど、

寄せ書きに、「女」とか「太ももフェチ」とか

書かれてるんで、それは諦めます。涙




以上、感謝の意を込めての日記でした!

またみんなで球蹴りしましょ♪